あらすじ
五十年前、東京へ落下した一つの隕石が、世界を変えた。
隕石から発生した未知のエネルギー――魔力。
それは人類へ新たな可能性を与える一方、動植物を魔物へ変え、文明を崩壊させた。
やがて人類は、魔力へ適応した新人類を「星痕者」と呼び、恐れ、利用し、排除するようになる。
人間が築いた統合管理局。
星痕者の解放を掲げる武装組織GENESIS。
人間と星痕者が共に暮らす、秘密の共同体・方舟。
三つの勢力が均衡を保つ世界で、それぞれ異なる場所に生きる三人の若者がいた。
英雄に憧れながら、自分に自信を持てない東局の少年――一ノ瀬アレン。
両親を奪った人間への復讐だけを支えに、剣を振るう少女――篠宮ルナ。
人間と星痕者を分けることに疑問を抱き、戦わずに分かり合える未来を信じる少年――大神深夜。
守るために戦う者。
復讐のために戦う者。
戦いを終わらせるために、戦うことを選ぶ者。
魔物、人体実験、人工星痕者、そして理性を失った最上位存在――魔人。
争いの中で三人は出会い、敵対し、それぞれが信じる未来を選んでいく。
人間とは何か。
怪物とは何か。
そして、異なる者同士は本当に分かり合えるのか。
これは、滅びかけた世界で人の可能性を信じ、いつか来る夜明けを求めて戦う者たちの物語。