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あらすじ
目を閉じると遥か彼方の世界まで白い空間が広がっていくようだ……。 映像専門学校の卒業制作。ヒロシの担当は効果音。 雨音のSEを合成しようと、父親のハイファイセットでホワイトノイズを録音した。 さらにアクセントを加えようと、アナログレコードに針を落とす音を重ねる。 三十分の音声ファイルをセーブし、再生してみると、今まで聞いたことのない広がりを脳裏に感じる。 ドクン……。これは自分の鼓動か。鼓膜に伝わる脈拍だろうか? ヒロシは出来上がったmp3を真っ白な画面の背景に流した動画を作成した。
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