あらすじ
2045年、首都圏の交通は二柱の超高度AIによって制御されていた。
秩序と安全を司る、ATHENA。
自由と発展を司る、APOLLO。
事故は減り、都市は賢くなり、人々は神々の導きに従って移動する。
けれど、神々はたまに現場を見ない。
通勤ラッシュの駅。
渋滞の高架道路。
物流フェアの木箱。
地下配管の音。
台風と地震。
逃走犯。
中間テスト。
ネット炎上。
熱を持つサーバールーム。
そして、帰る場所を探す老犬。
神々が計算しきれない現場で、天城ユウはただ目の前のものを見る。
これは、AIに勝つ話ではない。
神々でも届かないところへ、人間が最後に手を伸ばす話。
全10話完結。