あらすじ
ダンジョンが発生した現代日本。
私は聖女アイラ。
Sランク探索者としてダンジョン攻略をライブ配信し、多くの人々を勇気づけることが仕事だった。
そんな私が、ある日Sランクダンジョンで絶体絶命の危機に陥る。
そこへ現れたのは、一人の中年男性。
装備は古びた作業着。
手にしていたのは聖剣ではなく、モップ。
「あー、ここ汚れ酷いな。強力洗剤まくか」
その直後、Sランクボスは跡形もなく消えた。
配信は世界中へ流れ、誰もがパニックになる。
『誰だ、あのおじさんは』
『新しい英雄か?』
『政府の隠し戦力か?』
だけど、一番混乱していたのは私だった。
後から聞かされた彼の職業は――
Fランクダンジョン清掃員。
しかも本人は、
「あ? 俺、ただ掃除しただけだが?」
と、本気で言っている。
これは、世界最強なのに、自分をただの清掃員だと思い込んでいるおじさんと、その正体を誰より近くで見続けることになった聖女アイラの物語。
本作品は、PV53.3K達成のカクヨムコン11中間選考突破作『Fランクダンジョン清掃員おじさん(47)〜Sランクボスを「ただのゴミと汚れ」だと思ってモップで瞬殺しているところが、聖女の配信に映り込んでしまい世界中がパニックなんだが〜』の視点変更バージョンです。https://kakuyomu.jp/works/822139842995532866