あらすじ
高校一年生の白崎陽太は、ごく普通の高校生。
「好きな人と恋をして、いつか結婚する。」
そんな当たり前の未来を、当たり前のように思い描いていた。
しかし、高校生活が始まって一週間。
隣の席になった少女、白瀬結は、授業中に教師から「十年後の自分」を問われると、こう言い切る。
「私は、結婚という行為を信じていません。」
その後、理由を尋ねた陽太に、結は静かに告げた。
「結婚なんて、ただの『契約《鎖》』だから。」
その一言が、陽太の心に深く残る。
どうして彼女はそこまで結婚を拒むのか。
なぜ"契約"と呼ぶのか。
知りたい。
その想いから始まった二人の距離は、図書室や帰り道、何気ない日常を重ねるたびに少しずつ縮まっていく。
恋を知ること。
誰かと未来を約束すること。
そして、「結婚」という言葉の本当の意味とは何なのか。
これは、結婚を信じられない少女と、そんな彼女を理解したいと願う少年が、"幸せの形"を探していく…