あらすじ
抗争の最中、銃弾に倒れた極道組織の若頭・黒崎。
「終わった……」
そう思った次の瞬間、目の前に広がっていたのは、ちょんまげ姿の男たちが歩き回る江戸の町だった。
「……なんやここ。映画の撮影か?」
ポケットからスマホを取り出すが圏外。地図も使えず、電話もつながらない。挙げ句の果てには、充電器すら存在しない。
「終わった……スマホが死んだ。」
戸惑う黒崎に声をかけてきたのは、お人好しな町人・八十助。
「旦那、大丈夫ですかい?」
最初は胡散臭い町人だと思っていた黒崎だったが、行く当てもなく八十助の世話になることに。
江戸の暮らしは不便だらけ。コンビニはない、トイレは勝手が違う、言葉も風習も噛み合わない。それでも持ち前の度胸と仁義で騒動に首を突っ込み、気づけば町人や武士たちに一目置かれる存在になっていく。
※日記のような感じで話が進んで行きます。
無双するわけでもなく、日常的な優しい話です。
キャラクター
■主人公、黒崎竜司
年齢:34歳
鋭い目つき、スーツは血で汚れて江戸に来た初日でボロボロに。長身で体格がいい。
立場:関東の広域指定暴力団・黒鉄組の若頭。抗争の最中に対立組織に撃たれ、気づいたら江戸にいた。
性格:口は悪いが義理堅い。弱い者いじめが大嫌い。関西寄りの言葉遣い。
■八十助(やそすけ)
年齢:28歳
見た目:小柄でひょろっとした町人。人懐っこい笑顔。
立場:棒手振り(行商)で日銭を稼ぐ独り者。長屋暮らし。
性格:お人好しでお節介。黒崎を「訳ありの旦那」として拾い、自分の長屋に置いて世話を焼く。
口調は江戸弁。