あらすじ

目を覚ますと、そこは百年の眠りについた城だった。 音のない庭園、時の止まった宴、眠り続ける人々。そして、塔の小部屋に横たわる眠り姫。 進学も就職も結婚も、待ち受ける未来が怖い高校三年生の少女は、何ひとつ変わらないその世界を楽園だと思う。 私だったら、ずっと眠っていたい。 少女がそう願ったとき、眠りの森の物語は少しずつ形を変え始める。 グリム童話『いばら姫』を、「目覚めたくない」少女の側から描く、少し可笑しくて切ない眠り姫異聞。

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カクヨム
カクヨム2026/08/01
  • 現在の作品たった一つのキスが