あらすじ
イタリア、トスカーナ。
十八歳の少女ジュリア・ヴァレンティーナ・ロッシは、毎夜同じ夢を見る。
名前も知らない誰か。
胸を締めつける懐かしさ。
そして、目覚めるたびに消えてしまう"青い一音"。
父を亡くした彼女は、穏やかな日常の裏で、自らの出生に隠された運命を知ることになる。
ロッシ家に受け継がれる宿命。
母と祖母の命を懸けた決断。
故郷との別れ。
やがてジュリアは、日本へ渡り、一人のギタリストと出会う。
「Blue Floydの最後の音……どこへ行ったの?」
その問いから、止まっていた時間が静かに動き始める。
イタリアの風景と音楽を舞台に描く、家族愛、運命、そして魂の記憶を巡る物語。
音は消えても、その響きは人の心に生き続ける。
… あなたにも、人生を変えた一音はありますか …。