あらすじ
僕は、鬱ゲーアンチを掲げるゲーマーだ。
なぜアンチを名乗っているかというと昔、世界一嫌いなゲーム――救いのない鬱ゲーに出会ったことがきっかけだ。
会話の選択肢は限りなくゼロに近く、
ノーマルエンドも、トゥルーエンドも、
あらゆるルートも、
ありとあらゆるヒロインとの出会い方も。
何をどう選んでも、メインヒロインは報われず、唯一のプレイアブルキャラクターである主人公と出会ったせいで、不幸になる。そんな理不尽な物語が許せなかったからだ。
しかしある日。目を覚ますと僕は、その鬱ゲーの世界に転生していた。
それも、プレイアブルキャラクターではない、別の存在として。
なら、答えは一つ。
全ての不幸の元凶である彼から彼女を奪い、絶対に彼女が悲しまないハッピーエンドを目指す。
これは、誰よりも鬱ゲーを嫌った男が、運命に反逆する物語。