あらすじ
心霊動画チャンネルを運営する高校二年の杉崎遼のもとに、深夜、匿名のコメントが届く。
『旧校舎の北階段で十二段怪談をやってください。一話目だけは、もう録ってあります』。
仲間五人で向かった取り壊し直前の旧校舎。
踊り場までの段数は十二。
だが古い図面には十三段と記されていた。新品のはずのレコーダーに残された、遼自身の声。
一話語り終えるたび、階段の下から何かが一段上がってくる。
全十三話の収録が終わる時、そこにいるのは何人か。
登場人物紹介
杉崎遼(すぎさき・りょう)……高校二年。心霊動画チャンネルを運営。再生数ほしさに語りを盛る癖がある。
宮瀬千尋(みやせ・ちひろ)……録音・撮影担当。音声編集に詳しく、記録にだけ残る異常に敏感。
高森悠斗(たかもり・ゆうと)……ムードメーカー。軽口で場を回すが、根は誰より臆病。
安西修(あんざい・おさむ)……噂の持ち込み役。兄がこの高校のOBで、禁止された遊びの経緯を知る。
真島里奈(ましま・りな)……霊感があると噂される女子。本人はそれを認めない。