あらすじ

銃と砲が戦場を支配する時代。 王国陸軍第十三独立突撃中隊は、銃を持たず、剣や槍、戦闘用のスコップを手に敵陣へ突撃する異様な部隊だった。 女神《剣の乙女》の加護を受けた彼らは、銃弾の雨をかいくぐり、塹壕へ飛び込んで敵兵を斬る。 だが、その加護は誰も死なない奇跡ではない。 機関銃陣地を制圧した初陣で、第二小隊長エルフリーデ少尉は七人の部下を失った。 一人一人の名前と最期を知り、彼女は初めて、自分が率いる部隊が「棺桶中隊」と呼ばれる意味を思い知る。 それでも、死ぬことを前提とした部隊など認められない。 「私は、この棺桶を方舟に変える。みんなを、生きて帰すために」 剣の腕だけは誰にも負けない銀髪の少女将校。 冷徹な副官、キザな元騎兵、信仰深い重装僧兵、毒舌な元研究者。 信仰と科学、勇気と臆病、命令と仲間への情。 散弾銃、地雷、迫撃砲、爆薬――次々と剣士を殺すための兵器を繰り出す敵を相手に、棺桶中隊は生き残る方法を探していく。 これは、死ぬために作られた兵士たちを、一人でも多く故郷へ帰そうとする少女の戦記。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/01
  • 現在の作品『棺桶中隊』〜銃弾の時代に剣で挑む。仲間を生きて帰すため、女性将校は塹壕を駆ける〜