あらすじ
「私の手綱は、一条さんが握っていてくださいね」
2027年。人間と吸血鬼が共存する社会で、吸血鬼犯罪を取り締まる警察庁特殊犯罪捜査課――通称「鬼狩り」。
第一班班長・一条杏也(いちじょう きょうや)は、ある過去から吸血鬼を心の底から憎んでいた。
そんな彼の班に配属されたのは、自ら希望して同胞の犯罪者を狩る吸血鬼・水無深桜(みなみ さくら)。
どれだけ拒絶されても一条を慕う桜と、頑なに彼女を仲間と認めない一条。
それでも、凶悪な事件を追う中で二人の距離は少しずつ変化していく。だが、二人の前に桜の過去を知る吸血鬼・セイが現れたことで、二人の関係が大きく変わっていってーー。
これは、互いを最も理解できないはずだったヒトと吸血鬼が、傷と罪を抱えながら「愛」と「生きる意味」を見つけていく、切ないダークファンタジー。