あらすじ

これは、東雲隼人がアリシアと出逢う前の物語──。  強すぎるがゆえに戦う意味を見出せず、何事にも執着がない無気力な少年・隼人は、国一番を決める武芸大会で完全無傷のまま全勝し、優勝を果たしてしまう。  その規格外の強さを買われ、外界から存在を完全に秘匿されている次期城主・御門椿の護衛役に任命された。  隔絶された静謐な日本庭園で、二人は初めて対峙する。  圧倒的な気高さを放つ幼き主君・椿は、平伏する隼人を冷徹に見下ろし、理不尽極まりない第一声を言い放った。 「君がかすり傷一つでも負ったらクビだから」  しかし、合理主義な隼人は、『いつでも自分の裁量で辞められる最強の免罪符をもらった。最高じゃん』と、歓喜するのであった。  城に住み込みで働くことになった彼は、城内の道場を訪れるが「護衛役を奪われた」と城に使える者たちから激しい嫉妬を買い、門前払いに。  感情を動かさず「また明日出直すか」と淡々と引き下がった翌日、天才師範・相良秋水から手合わせを挑まれるが、「傷を負ったらクビ」という縛りを完遂するべく、完全無傷で秋水を圧倒。  城内での確固たる居場所を実力でもぎ取るのだった。その後も、椿から理不尽な無茶振りを重ねられるが、全てクリアしてしまう。  だが、その裏では椿を政治的に失脚させようと目論む、城内の反椿派の陰謀が動き出していた。

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カクヨム
カクヨム2026/08/01
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