あらすじ

島根県東部、出雲地方の山深い村――御鉄(みかね)村。 古くからタタラ製鉄で栄えたこの土地では、「鬼鉄(おにがね)」と呼ばれる特殊な鋼が作られていたという。戦国時代、その鋼で鍛えられた刀は異様な切れ味を持ち、持ち主を狂わせると恐れられていた。 近年、廃村寸前の御鉄村周辺で不可解な失踪事件が相次いでいた。 三年前に二人、一年前に三人、そして先月また一人。 共通点は――全員が夜に山へ入り、二度と戻らなかったこと。 さらに奇妙なのは、失踪者の最後の目撃情報だった。 「赤い火の粉が山を流れていた」 「誰かが刀を打つ音が聞こえた」 「霧の中に白い女が立っていた」 その噂を追うため、出雲へ向かう。

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小説を読もう2026/08/01
  • 現在の作品『出雲地方のアノ話』