あらすじ

会社員の紡は、ある日、片方だけになった古い靴下に気がつく。 神様なのに冷蔵庫を漁り、服にこだわり、時には騒動を起こす。 平凡な会社員・紡(つむぐ)のもとに現れたのは、自らを神と名乗る四人の織姫たちだった。 優しく包み込む長女・兄媛(エヒメ)。 明るく奔放な次女・呉織(クレハ)。 毒舌と愛情が暴走気味な三女・穴織(アナハ)。 そして、人として生きることに強い未練を抱く末妹・弟媛(オト)。 彼女たちは遠い昔、大陸から織物の技術を伝えた伝説の織姫。 現代ではそれぞれ神として祀られながらも、人の世への想いを捨てきれずにいた。 神社を巡り、怪異と出会い、時には騒がしく、時には切なく――。 紡は彼女たちとの不思議な日常の中で、神々の孤独と願いに触れていく。 やがて明らかになるのは、弟媛が抱え続けていた悲願。 神である自分と、人である紡。 決して交わることのない時間を埋めるため、彼女は禁忌に手を伸ばしてしまう。 人と神は、本当に同じ時を生きることはできないのか。 京都から宗像へ。 失われた想いを追いかける旅の果てに、紡が選んだ答えとは――。 これは、神様たちに振り回されながらも、誰よりも彼女たちを受け止めた一人の青年と、四人の織姫が紡いだ、少し不思議で温かな神話譚。

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小説を読もう2026/08/01
  • 現在の作品神様たちと紡ぐ日々~忘れないでくれ~