あらすじ
〈煌神ルミナス〉が齎した光の恩恵によって繁栄するエーカリスティア大陸に、光が行き届いておらず恩恵の少ない大地が存在していた。
大陸北東の山脈と渓谷の更に北に広がる岩肌の広がるこの場所では常に寒さと飢え、そして争いが絶える事はなかった。
人々が住みたがらないこの地は犯罪者や放浪者、無頼漢といったならず者達が行き着く果ての地だったのだ。
その為人々はこの地のことを〈果ての荒涼《ノルド》〉と呼ぶようになった。
煌暦三五〇年。
突如としてこの〈果ての荒涼〉に建国を宣言した男が現れたのだ。
その男の名はハンニバル。
北の大地に打ち建てた国家の名はノースガルド帝国。
そしてハンニバルとノースガルド帝国は〈果ての荒涼〉と接するヒュペル公国とボレアス公国を瞬く間に侵略したのだった。
大陸の脅威となったハンニバルに各国は手を取り合い、共に脅威に立ち向かった。
そんな大陸中を震撼させた〈ハンニバル動乱〉からはや150年が過ぎた煌暦五〇〇年。
大陸は再び戦火に覆われる事となる。
国家と国家が相争う乱世に、北の大地より虎視眈々と獲物の隙を伺う獰猛なる黒鉄の獣がいる事に人々はまだ気づいてはいなかった…。