あらすじ
事故によって、ここ数年の記憶を失った高校生・橘悠真。
長い入院生活を終え、二学期から学校へ復学した彼を待っていたのは、自分のことを知るクラスメイトたちと、自分だけが何も知らない日常だった。
そんな中、悠真は机の奥から一枚の古いポラロイドを見つける。
写真に写っていたのは、焼け焦げて顔の見えない男女。
そしてその写真に触れた瞬間、窓辺に一人の少女が現れた。
彼女の姿が見えるのは、なぜか悠真だけ。
名前も分からない。
過去も分からない。
けれど、初めて会ったはずの彼女を、悠真はどこか懐かしいと感じていた。
焼けたポラロイド。
失われた記憶。
誰にも見えない少女。
悠真は彼女との出会いをきっかけに、忘れてしまった自分の過去へ少しずつ近付いていく。
これは、記憶を失った少年と、彼にしか見えない少女がもう一度出会う、青春恋愛ミステリー。