あらすじ
二〇二六年。重機整備士・城ヶ崎魁は、クレーン検査中のワイヤー破断事故で命を落とした。
神から剣と魔法の異世界転生を提案されるが、魁はそれを拒否する。
「壊れかけた機械を放っといたら、最後は全部壊れる。日本も同じや。俺の手でオーバーホールしたる」
選んだのは、自分が生まれた二〇〇〇年への逆行転生だった。
東大阪市高井田で赤子として人生をやり直した魁は、父・剛士の「誰かの後ろやなく、一番前を歩く男になれ」という願いと、住職から授かった“先駆者”を意味する『魁』の名を胸に、日本の未来を変えると誓う。
しかし、救世主への第一歩はまさかの九九から!?
脳内AIによるスパルタ英才教育、自作した機械を超性能化する神様特典、構造を見抜く整備士の目、未来知識、そして完璧なハッタリ演技。
内心では大阪弁で焦りまくる一般人なのに、周囲からは底知れぬ黒幕と恐れられ――気づけば政界と経済界を裏から動かし、腐敗を一掃して政権まで奪取していた。
さらに舞台は地球を飛び出し、太陽系外縁のカイパーベルトへ。
自作量子PCと無人採掘ドローン、町工場仕込みの自動化技術で宇宙資源を掘り尽くし、日本を世界最強の恒星間文明へ!
これは、東大阪の一整備士が、知識と直感とハッタリで、日本を本当に「世界の一番前」へ引っ張っていく物語。