あらすじ

平安中期の近江を舞台に、龍神の娘・すずと、若き藤原秀郷(若丸)の出会いと戦いを描く和風ファンタジー。現代の弓道部員・美鈴が平安時代のすずの「中」に引き込まれる。 左眼の視力異常に悩む美鈴、人と交わることを恐れるすず、笑いながら怪物に向かっていく若丸—— 舞台は琵琶湖(淡海)とその周辺。三井寺(園城寺)、瀬田の唐橋、三上山、藤ヶ崎龍神社など実在の地名・史跡を軸に物語が展開する。 【人物】 美鈴(現代)——弓道部員。左眼だけ「離れ」の瞬間に的がぼやける原因不明の視力異常を抱える。なにやら左眼に秘密が隠されているよう。実はすずと若丸の血を引く子孫。 すず——淡海(琵琶湖)の龍神の娘。龍と人の姿を持つ。ある事情から「泣けば目が乾き地上に出られなくなる」という願をかけており、人との交わりを抑えて生きている。 若丸——後の俵藤太藤原秀郷。豪胆で裏表がなく、笑いながら怪物に向かっていく人物。 やえ——八百比丘尼。平安期にすずと友人だったが、すずが与えた「妙薬」により不老不死となった。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/07/31
  • 現在の作品近江晩鐘 ― 湖国の涙箭(ここくのるいせん)―