あらすじ
かつて、日本を震撼させた少年Aがいた。
未成年ながら、数十人の命を奪い、戦後四十三人目となる未成年死刑囚となった少年Aは、十八才の誕生日に死刑は実行された。
時は流れ――。
特殊な事件を扱う、捜査一課特殊零係。
ある事件での問題行動により、左遷させられた柊警部補は、異動初日に猫山係長から、ある人物を連れてくるよう命令される。
それは、未解決の連続猟奇殺人事件の捜査協力者である、枢一座を迎えに行く事であった。
指示された雑居ビルは、一件普通のビルだったが、実態は異常犯罪者の隔離及び研究施設である通称『ファクトリー』と呼ばれる施設であった。
施設内では、異常な待遇を受けている枢一座と相対する柊警部補。
この枢一座こそ、本来死んでいるはずの少年Aであった。
この出会いが、この世界の残酷で、酷く間違っている物語の始まりであった。
表紙:九日窓様