あらすじ
それは山の上の建物「亡霊ホテル」に伝わる怪談だった。
僕、新本悠は至って普通の中学生。
宿題もそこそこに夏休みを満喫する予定。
そこへ「エアコンが壊れたから」親戚のおじさん・古越匡さんがしばらく居候することに――なったばかりの初日、うっかり動画投稿主なのを言い当ててしまう。
母さんに僕の様子を見る事を頼まれた匡おじさんは、同じ地元出身で今回のエアコン騒動で一緒に戻って来た活動仲間の平針誠司さん、風早俊介さんの居る撮影場所へと連れていく。
三人とも仲が良いなぁなんて思いながら進む中、企画がないか聞かれて「亡霊ホテル」の話をしてしまう。
すると、和やかな空気は重くなり「絶対に行くな」と念を押される。
僕は知らなかったんだけど、どうやら三人のおじさん達は怪談に関わりがあるみたいで――。
令和の中学生と平成に中学生だったおじさん達。
子どもだから、大人だから――出来なかった事と出来る事がある。
今と昔、二つの危険な夏休みが交錯するミステリーホラーアドベンチャー。
本作品は、「第9回 青い鳥文庫小説賞」参加の為に、設定から全て新しく書いたお話です。