あらすじ
中学校の入学式。
主人公はその日、人生で初めて、「色」を見た。
空も、地面も、人の姿も、すべてが白黒の線画のような世界。
その中でただ一人、鮮やかな彩りをまとった人物がいた。
——もう一度、あの色を見たい。
そう願った主人公が探し当てたのは、中学二年生のサッカー部の先輩だった。
色つき先輩を見るため、図書委員になり、遠くから観察する日々を送る主人公。
彼女はやがて、誰にも気づかれない先輩の不調に気がついた。
そんな中、主人公は先輩が大切な話をしている場面に出くわし、意図せず邪魔をしてしまう。
すると、枕元に置いていたぬいぐるみが、突然話し始めた。
「まったく、厄介なことをしてくれた」
「物語を壊したお主には、罰を受けてもらう」
彼女は無事に物語を修正し、先輩を救うことができるのか——。