あらすじ
朝になると体が重く、学校へ行けない日が増えていた中学一年生の楠木心実。
小学校六年生の頃から続く体調不良は、自律神経の不調によるものらしい。中学に入れば変われると思っていた心実は、思うように登校できない自分を責め、未来まで閉じてしまったような不安を抱えていた。
そんなある朝、心実の前に現れたのは、ピンク色のうさぎのような小さな妖精ユル。心実にしか見えないユルに励まされながら、心実は保健室登校を始める。
そこで出会ったのは、足の痛みでサッカーをやめた蒼太と、人が怖くて教室に入れない千佳子。三人は保健室を小さな秘密基地のようにして、会えない日には交換日記に言葉を残しながら、少しずつ交流を深めていく。
自分のペースで明日へ進む道を探していく、やさしい応援ストーリー。
わたしの朝は、すこし遅れてやってくる。
学校に行けない日は、未来に行けない日じゃない。