あらすじ
「俺を騙したな! 舞踏会の件はお断りさせていただく!」
騙したつもりはないのですが……。
公爵令嬢であるセレーネ・グリプスは『婚約破棄二世』という不名誉なレッテルを貼られ、婚活に苦戦していた。
どれほど誠実に努力を重ねても偏見の目で見られ、婚約者探しの舞踏会でも何度も相手に拒絶されてしまう。それでも彼女は、公爵家の跡取りとして恥じぬ人間になろうと、生徒会副会長として学園主催の舞踏会のため誰よりも懸命に働いていた。
生徒会長である第一王子のフィリップ殿下をはじめとした周りの人たちに支えられ、舞踏会に全力を注ぐセレーネ。
そんな彼女の前に「僕と明日舞踏会に行ってもらえませんか?」と、一人の男子生徒が現れて……。
この物語は理不尽な烙印を押され、傷付きながらも偏見に立ち向かい、自分らしく生きる事を諦めなかった少女のお話。