あらすじ

篠原紗季は、父の会社とは無関係な、外資系企業で働く普通の社会人である。 少なくとも、自分ではそのつもりだった。 ところが、母の度重なる失言によって、弟の婚約は破談。 進む筈だった事業統合も白紙。 父の会社は信用不安を抱え、家族の空気も最悪。 その余波は、会社の外にいる紗季にまで押し寄せてきた。 そんな中、用意されたのは一件の見合い話。 相手の名前は、鷹野照臣。 元研究者でメッチャ強面。 でも、声だけはやたら良い。 そして、どう見てもヤ○ザ顔なのに、中身は筋金入りのアニオタだった。 最悪の第一印象。 噛み合わない会話。 母の失言で凍りつく見合いの席。 普通なら、その場で破談になって終わりの筈だった。 しかし照臣は、紗季にこう持ちかける。 これは恋愛ではない。 婚約という形をした、情報災害への防壁だ。 紗季の家に必要なのは、感情論ではなく情報統制。 照臣に必要なのは、終わらない見合い圧力を遮断する表向きの婚約者。 利害は一致したけれど、気持ちは全然一致しない! こうして、篠原紗季と鷹野照臣の偽装婚約が始まった。 恋する前に、危機管理。 甘い言葉よりも、情報隔離。 デートの代わりに、対策会議。 ヤクザ顔のアニオタ元研究者と、崖っぷち令嬢の偽装婚約ラブコメ。 但し、放置された失言と噂は、人も会社も壊す事になる。

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カクヨム
カクヨム2026/07/31
  • 現在の作品偽装婚約の筈が、会社の危機管理になりました