あらすじ
死者の音が聞こえる少年___響は盲目だった。
音を頼りに日常生活を送っていた。
楽しい音。
悲しい音。
怒っている音。
嬉しい音。
その様々な音の中に、生者と死者の音を聞き分ける。
死者たちは、生前と変わらず同級生に混じり会話をする。チームに混ざってサッカーをし、先生を真似て挨拶をする。
なぜそんなことをするのだろうか?
そんなことをしても無意味なのに…
誰も見てくれない、誰も気づいてくれないのに…
ある日、転校生がやってくる。
人付き合いが苦手な少女___千鶴は祓い屋だった。
だが、致命的なことに千鶴は生者と死者の区別がつかない。
そんな時、生者と死者の音を聞き分ける少年と、生者と死者の区別がつかない祓い屋。
正反対の2人は、お互いに足りないものを補い合うように出会う。
生者と死者の音を聞き分ける響と、死者を祓う千鶴。
不思議な出会いから始まる儚い夏の物語______