あらすじ
「お前のその薄幸な力など、血まみれの戦闘においてゴミ屑以下の価値しかない」
長年所属していたパーティから、ただの荷物持ちとして無能の烙印を押され追放された青年、カイ。
しかし、彼らは知らなかった。
カイが日常の些細な手伝いとして行っていた「ステータス操作」こそが、パーティを最強へと押し上げていた神の奇跡であったことを。
自由を手にしたカイは、前世からの夢であった静かな農作業ライフを送るため、最果ての荒野へと向かう。
「土が硬いな。少しだけパラメータをいじって柔らかくするか」
彼がクワを振るい、ほんの少し世界の法則を書き換えた瞬間、不毛の地は一夜にして神域の楽園へと変貌を遂げる。
迫り来る凶悪な魔物も、数万の魔王軍も、彼にとってはただの「畑の害獣」。
指先一つで事象を消去する無自覚な神の軌跡に、助けられた天才魔導師も、絶対的な力を持つ魔王すらもが平伏し、彼のもとに集い始める。
これは、ただ静かに土を耕したいだけの青年が、無自覚なまま世界最高の国を創り上げてしまう、極上の開拓ファンタジー。