あらすじ
故郷の星が滅び、静かに暮らせる新しいお家を探すため、宇宙移民カプセルで旅に出た怪獣。ゴジラのようなゴツゴツとした強そうな身体をしていますが、その中身はお花が大好きで、涙もろくて超ピュアな心優しい怪獣でした。
しかし、大きな問題が一つ。この怪獣は言葉が話せず、鳴き声しか出せません。本人は新しい星の人々に「こんにちは!お邪魔します」と友好的に挨拶しているつもりなのに、口から出るのは「ギャオオオオ!」という凶悪な咆哮。さらに巨体ゆえに、歩くだけでビルを壊してしまいます。そのたびに「ごめんなさい!」と大慌てで謝るものの、周囲には街を蹂躙する大怪獣の姿にしか見えません。
行く先々の惑星で「宇宙の侵略者め!」と大真面目に現れるのは、戦隊ヒーロー、仮面ライダー、プリキュア、魔法少女といった、その星の平和を守る多種多様なヒーローたち。容赦ない必殺技や総攻撃を喰らい、怪獣は毎回泣きながらカプセルへと逃げ帰るハメになります。
そんな怪獣の唯一の味方が、カプセルから絶対に出てこない浮遊ロボットの「ナビィ」です。現実主義で敬語で話すナビィですが、傷ついて戻る怪獣の頭を優しく叩き、「あなたは優しい子です。諦めないで」とお母さんのように全肯定してケアしてくれます。
ナビィの優しさに支えられ、怪獣は今日も涙を拭いて次の星へ。勘違いヒーローたちとの切なくもクスッと笑える、すれ違い宇宙旅行が今幕を開ける!