あらすじ

「今日から、依田巡くんを推します!」 ある朝、教室のドアを開けて、うちわを掲げた少女が宣言した。 ——クラス全員が、彼を見つけられなかった。 依田巡は、誰の記憶にも残らない。 出席は飛ばされ、写真では見切れ、名前は必ず間違えられる。 祝まつり。高校二年。全力推し活オタク。 その日から、巡の平凡な毎日は"神対応"として実況され、記録され、布教されていく。 ——たったひとつ、彼女がずっと本当のことしか言っていない、ということを除いて。 【登場人物】 依田 巡(よだ めぐる) ……高校二年。誰の記憶にも残らない少年。出席は飛ばされ、集合写真では見切れ、名前は必ず間違えられる。本人はもう怒りもしない。「べつに、困らないし」が口癖。 ただし彼だけは、クラス全員の名前を正確に呼ぶ。 そして毎朝、誰も参らなくなった町外れの神社を、頼まれてもいないのに掃除している。 祝 まつり(ほうり まつり) ……高校二年。全力推し活オタク。うるさい。距離が近い。語彙がだいたいオタク構文。 推し活には一切の妥協がないのに、宿題は忘れるし筆箱も無くす。うちわの字は下手。 呼子神社の一人娘。——そして、誰にも「本気」を本気だと思ってもらえない。 千歳 コウ(ちとせ こう) ……巡の唯一の友人。この物語で唯一まともなことを言う男。二人を見ているうちに、だんだん口数が減っていく。 黛 しづめ(まゆずみ しづめ) ……第5話の最後に現れる少女。悪意はない。ただ、規則の話をしに来ただけ。 「キャラ名M」=モノローグ(心の声) カドコミ漫画原作コンテスト応募作品のため、脚本形式

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カクヨム
カクヨム2026/07/31
  • 現在の作品私の推しが、神になるまで