あらすじ
俺の幼馴染───九条凪は、少し変わっている。
男子とも気軽に話せて、女子には優しく、誰にでも平等。
その完璧な立ち振る舞いから、学校では「学園の王子様」と呼ばれている。
……まあ、本人はそんな自覚が全くないらしい。
幼稚園からずっと一緒だった俺にとって、凪はただの幼馴染だった。
だけど、高校生になったある日。
俺はふと気付いてしまう。
昔から隣にいたこいつは───
誰よりも綺麗な「女の子」だったのだと。
そんな俺たちの前に現れたのは、三年生の天宮詩乃。
優しい笑顔と包み込むような雰囲気から、「学園の聖女様」と呼ばれる彼女。
王子様と聖女様。
本来なら、誰もが憧れる二人の出会い。
しかし、そこから少しずつ変わり始める。
王子様だった幼馴染が、初めて知る感情。
聖女様が抱える、誰にも言えない想い。
そして俺はまだ知らない。
俺の隣にいる「王子様」が、
誰かの前ではただの恋する女の子になっていることを。
♦︎登場人物紹介♦︎
柳 秀一郎(やなぎ しゅういちろう)
高校2年生。
本作の主人公。
九条凪とは幼稚園からの幼馴染。
昔から男友達のように接してきたが、高校生になり、凪を一人の女の子として意識し始める。
しかし、凪の本当の気持ちには気付いていない。
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九条 凪(くじょう なぎ)
高校2年生。
「学園の王子様」と呼ばれる少女。
誰にでも優しく、男女問わず人気者。
男子からは気軽に話せる友達として、女子からは憧れの存在として慕われている。
秀一郎とは幼馴染で、彼の前では学校で見せる王子様の顔ではなく、自然体でいられる。
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天宮 詩乃(あまみや うたの)
高校3年生。
「学園の聖女様」と呼ばれる先輩。
ふわふわとした柔らかな雰囲気と、誰にでも優しく接する包容力を持つ。
しかし、その出会いは凪自身にも大きな変化を与えていく。
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王子様と聖女様
そして、その間にいる幼馴染。
三人の想いが交差する、青春ラブコメ。