あらすじ
あらすじ
隣国軍第三師団を率いる指揮官、ヴィクトリア・ヴォルコヴァ。
裏社会を束ねる一族の娘として生まれた彼女は、敵からは「狂犬将軍」と恐れられ、味方からは「めちゃくちゃな人」と言われるほど破天荒な存在だった。
「もう無理無理無理!」
そう叫びながら、朝から工房を駆け回り、新しい武器は誰より先に自分で作って試す。
「はよせぇぇぇ!!」
部下を怒鳴りつけながら、誰より仲間のために動く。
そんなヴィクトリアを支えるのは、冷静沈着な右腕、イヴァン・ドラゴフ。
ヴィクトリアが無茶を生み出すなら、イヴァンはそれを実現できる形へ変える。
正反対の二人が揃った時、不可能と言われたことさえ可能へと変わっていく。
悪口を言い合えば止まらない。
いたずらをすれば子どものように笑う。
でも、仲間を傷つけるものには誰よりも厳しい。
これは、騒がしくて、豪快で、不器用な指揮官と。
そんな彼女を慕う仲間たちが織りなす、隣国のもう一つの物語。
「もう無理無理無理!」
今日も彼女の声が、戦場に響き渡る。