あらすじ
「大人になったら、僕のお嫁さんになってほしい」
それは、十二年前に人間の子どもと交わした約束。
妖精の森を統べる妖精姫のライラは、異種族である人間を好きになるつもりはなかった。
人間と妖精は、決して交わることのない種族だからだ。
ただ、彼が大人になれば、良き思い出となるように。
そう願いを込めて、約束を交わしていた。
そんなライラの前に現れたのは、十二年前に約束をした人間の子ども──ファンネリア王国の王太子ハロルド。
「約束どおり、迎えに来たよ」
ハロルドは十二年間、約束を忘れずにライラを想い続けていたのだ。
一途すぎる求愛に戸惑い、逃げ続けるライラ。
それでもハロルドと過ごす時間は、少しずつライラの心を変えていく。
しかし、ハロルドの婚約を巡る陰謀が動き出し、人間と妖精という種族の壁も二人の前に立ちはだかり──。
一途すぎる王太子×人間を好きになるつもりはない妖精姫の、じれ甘異種族ラブファンタジー。