あらすじ
小説の中だけ時間が早く進んでいくのが少し寂しくて。
だから今回は、読者のみなさんと同じ時間を生きる1ヶ月限定の物語を書いてみます。
1日1話、1日ずつ。
現実の8月と、物語の8月が重なっていく夏。
毎日更新で、一緒に夏を過ごしませんか。
————
あらすじ
四十歳。
もう新しい恋なんて、自分には似合わないと思っていた。
誰かを好きになることより、傷つかない距離を選ぶ方が上手になっていた澪。
二十五歳。
家族を失い、「帰る場所」を知らないまま大人になった陽。
偶然の出会いから始まった二人の距離は、オムライスを作る夜、電話越しの声、スーパーで夕飯の材料を選ぶ午後、「また明日」と手を振る夕暮れ――そんな何でもない毎日の中で、少しずつ近づいていく。
劇的な事件は起こらない。
世界が変わるような奇跡もない。
あるのは、誰かと「普通の日」を積み重ねていく時間だけ。
恋とは何か。
愛とは何か。
そして、人は何歳になっても、もう一度誰かを好きになれるのか。
八月一日から八月三十一日まで。
現実と同じ時間で進む、一か月限定の恋物語。
読み終えたあと、きっとあなたも、大切な誰かへ「また明日」と伝えたくなる。