あらすじ
二十年前、世界各地に突如として現れた謎の空間――《ダンジョン》。
そこには、現代科学では説明できない鉱物や失われた技術の痕跡、そして人類を襲う異形の生命体が存在していた。
未知の資源と危険を秘めたダンジョンは、人類にとって脅威であると同時に、未だ見ぬ可能性を秘めた最後のフロンティアとなる。
その未知へ挑む者たちは、《探索者》と呼ばれた。
天城玲奈。
十七歳にして高い戦闘能力を持つ若き探索者。
冷静沈着で、常に合理的な判断を下す彼女には、一つの目的があった。
十年前、史上最高峰の探索者と呼ばれた父――天城蒼司が、最深部探索中に消息を絶った。
そしてある日。
地下四十階の奥深くで、彼女は人類が存在を知らなかった未登録領域への入口を発見する。
そこにあったのは、謎の紋章が刻まれた白い扉。
扉の先に広がっていたのは、単なるダンジョンの階層ではなく、一つの世界と呼ぶべき未知の領域だった。
そこで玲奈は出会う。
迷宮を管理する存在。
父・天城蒼司を知る少女。
そして、星すら喰らう力を秘めた未知の生命体。
やがて玲奈は知ることになる。
ダンジョンは偶然生まれたものではない。
なぜダンジョンは存在するのか。
父は何を見たのか。
未知を求める少女は、仲間たちと共に迷宮の深淵へ挑む。