あらすじ
「この村は四季の神のご加護を受けているんだよ。」
おじいちゃんは僕にそう告げた。
ド田舎。
結村には密かに隠されてきた因習があった。
『──この村の季節を私が守ってやろう。代わりに生贄を寄こすのだ。』
先代はなぜそんな契約をしたのだろう。
「今度は都会行ってさ、一緒にタピオカとか飲んでみたくね?」
太陽のように笑う君。
僕はなぜそんな約束をしてしまったのだろう。
いつでもそうだ。人の心が僕には分からない。
分からないふりをしてきた。
だから僕は他人が苦手だ。
自分も嫌いだ。
これは君と僕のひと夏の青春。
そして、因習という檻の鍵を探す旅。