あらすじ
「三ヶ月後、君は死ぬ」――そう告げに来たのは、転校初日の教室で僕にほほ笑んだ、絵に描いたようなお嬢様、白瀬 詩織(しらせ しおり)だった。彼女が握っていたのは、僕が去年書いた「遺書」の下書き。存在しないはずのそれを、なぜ君が持っている。
追いつめる側と、追いつめられる側。だが僕にも、彼女に絶対悟られてはいけない秘密がひとつある。表向きは仲むつまじい恋人を演じながら、腹の底で殺し合う二人。放課後の図書室、夕暮れの帰り道、笑顔の裏で交わされるのは――次の一手を読み合う、静かな戦争。
嘘と嘘が重なった先に、この街ぐるみの「ある巨大な秘密」が姿を現す。