あらすじ
目を覚ますと、俺は魔界にいた。
しかも、小柄な女オーガの姿で。
混乱する俺の耳に届いたのは、魔物に襲われているサキュバス・リリシアの悲鳴だった。
持ち前の怪力と、魔力で生み出した大盾と片手斧で彼女を救った俺は、固有ギフト《温泉エステ》によって《旅の温泉砦》を呼び出す。
その中で待っていたのは、看板娘のスライム嬢・ポヨ。
「翼を治すには、ボスが落とす素材が必要です」
温泉で傷を癒やし、ボス素材から作った薬を全身へ塗れば、傷や後遺症さえ治すことができる。
さらに、通常の魔物素材から作った薬には、能力を永久に上昇させる効果まであった。
翼を傷つけたサキュバス。
歌声を失ったハーピー。
冷たい呪いに身体を蝕まれたラミア。
俺は仲間たちとダンジョンへ挑み、ボスを倒し、彼女たちの傷を治していく。
ただし、薬の効果を得るには、温泉へ入ったあとに服を脱ぎ、全身へ丁寧に塗らなければならない。
しかも俺がエステを受けるときは、仲間全員がかり。
敏感な身体と尻尾のせいで逃げようとする俺を、リリ、アイ、ラミュ、そして分裂したポヨたちが優しく密着して支えてくる。
戦闘では大真面目。
帰還したあとは、みんなであったか一番風呂。
これは女オーガへ転生した俺が、訳ありの魔族美女たちと旅をしながら、温泉砦を育てていく物語。