あらすじ
15歳で授かる固有スキル。
本屋の、女に見間違われる事の多い息子のヴィヴィベル=ローゼンドルネンが授かったのは、誰もが外れと笑う固有魔法【文字喰い】だった。
できることは、何かに書かれた文字を消すだけ。
冒険者にも魔導師にもなれず、家業の本屋や図書館で落書きの文字を消す毎日を送っていた。
――だが、ある日、店の倉庫で見つけた表紙しかない一冊の古びたボロボロの本が、彼の運命を変える。
誰にも読めないはずの禁書に、自分だけが文字を見つけたヴィヴィベルは、いつものように【文字喰い】を発動。
その瞬間、禁書に刻まれた魔法は消えるのではなく、すべて彼自身の力となった。
詠唱を必要としない力。【詠唱破棄】
誰も実戦では使えないとされた飛行魔法。【飛行】
そして、かつて1冊だった禁書から分かたれた、残り6つの断片。
「7冊の断片の禁書を体得せし者、世界の真理へ至る。」
禁書に魔導書【グリモア】を喰らい、魔法を継ぐ。
誰も価値を知らなかった外れ固有魔法が、やがて世界最強の魔導師を生み出す。
これは、本屋の少年が世界中の禁書を巡る冒険へ旅立つ物語。