あらすじ
才能なし、友達なし、彼女なし。心の中で「爆ぜろリア充」と唱え続けていた俺は、白猫を助けてトラックに轢かれた。
死後、その白猫——多次元世界を管理する中間管理職の女神さまの計らいで、剣と魔法の異世界に人類最強の肉体で転生。おまけに顔も良くなった。今度こそ幸せになれる。そう思っていた。
だが俺の体には『前世の呪い』が刻まれていた。その名も——モテると爆発する呪い。
恋仲になったら、即爆発。二人きりでいい雰囲気になっても、爆発。祝勝会で人望が高まりすぎても、たぶん爆発。
幸い、最強の肉体のおかげで自爆しても死なない。ならばこの爆発、武器にするしかないだろう。
こうして俺は、困っている女の子を全力で助け、惚れられ、爆発して敵ごと吹き飛ばす『自爆魔道士』として旅をすることになった。目指すは呪いの解除。いつか、爆発せずに幸せになるために。
——なお、旅の連れの女神(猫形態)は、俺の充実度ゲージを眺めてニヤニヤしている。