あらすじ
矢羽あおいは気弱な小学5年生、ある日突然、親友の草川咲来から無視されるようになる。どうにか仲直りしようとするがうまくいかない。落ち込むあおいは、クラスの麗人、白鷹つばさの落としたノートを拾う。ノートにはクラス中の隠れた人間関係がくまなくメモされていた。
クールなつばさの意外な一面に驚くあおいだが、つばさなら無視の理由が分かるのではと考える。次の日、つばさと二人きりになったあおいはノートの内容について問いただすが、つばさは予想外のことを言い出す。「まさかわたしが宇宙人だと気づくとはね……」
地球より遥かに進んだ文明を持つつばさの母星は、宇宙中のあらゆる生命を支配しながら勢力を拡大している。来たるべき地球侵略の前に、女王の娘であるつばさは地球に潜伏。最も小さい社会機構である『小学校のクラス』の一員として1年間円満にクラスを維持できれば、地球の新しい支配者として母に認められるのだという。そのために、クラスの人間関係をつとめて把握しているのだ。
あおいは驚きながらも、つばさの知らないクラスの情報を次々口に出し、「わたし、白鷹さんが地球支配するための協力できるよ」と笑顔で言い放つ。呆れたつばさは、あおいとの間に一旦、協力関係を結ぶ。
放課後、咲来の通う塾に向かうと、咲来が上級生から窃盗を命じられる場面を目撃。咲来はいじめにあおいを巻き込まないため、距離を置いていた。あおいは咲来を助けるようつばさに頼むが、つばさが返事をしあぐねた一瞬、一筋の火球が落ちる。
たちまち夜空が輝き始める。つばさは、母星の母親が迎えに来たのだと考え動揺。あおいと咲来を連れて夜空を逃げる。逃げながら、咲来はあおいに謝罪。あおいは、咲来の全てを許すことはできないけれど、すべてを否定もしない。友達からクラスメイトになろうと語る。
町はずれの山の中で3人はつばさの母と遭遇。人間に深入りすることでつばさが傷つくことを恐れる母は、人の心を奪って単純な労働力として支配することを提案するが、つばさは反抗。一触即発の現場に、あおいの説得によって母親も考えを変える。
次の日からまたいつも通りの一日が始まり、つばさも地球の支配者となる心構えを改める。友達未満共犯者以上の日々はこれからも続く。