あらすじ
「君とは婚約を破棄する。愛する女性ができたんだ」
王太子レオンから大勢の貴族が見守る舞踏会で婚約破棄を告げられた公爵令嬢エレノア。
長年、王妃教育に耐え、彼を支え続けてきたにもかかわらず、理由は「君は完璧すぎて息が詰まる」――。
傷つきながらもエレノアは静かに婚約破棄を受け入れ、実家へ戻ることを決意する。
ところが婚約解消後、王宮は大混乱。
外交も政務も滞り、王太子は初めて、自分がどれほど彼女に支えられていたのかを思い知る。
「戻ってきてくれ。私には君しかいない」
毎日のように贈り物を届け、甘い言葉で迫ってくる元婚約者。
けれどエレノアは微笑むだけだった。
「婚約破棄を望んだのはあなたでしょう? 今さら溺愛されても困ります」
そんな彼女の前に現れたのは、隣国で”氷の公爵”と恐れられる冷徹な美貌の公爵。
「私の婚約者になってください。あなたを泣かせたことを、あの国は一生後悔するでしょう」
元婚約者は必死に追いすがるが、もう遅い。
失って初めて気づいた愛と、最強公爵からの一途すぎる溺愛。
これは、婚約破棄された令嬢が本当の幸せを掴み、彼女を手放した男だけが後悔し続ける物語。