あらすじ

※コンテスト応募のために結末まで記してあります。ご注意下さい。 四里戸真希の朝は親友の嵯峨テル行方不明の速報と共に始まった。 テル捜索のため泉白木署から田中警部補と橘巡査の二人の警官が真希の家を訪れる。 真希は田中警部補と共にテルの捜索を始める。 テルが最後に目撃された場所、テルの自宅の最寄り駅である上舞田駅、その近くを流れる黒田川には彼女の靴と鞄が残されていた。 それを手掛かりに警察は下流の捜査を進めるが、真希には違和感があった。 靴や鞄が残されていた黒田川はテルの家とは反対方向にあるのである。 次に真希と田中は当時テルが通った場所を辿っていくことにした。電車に乗った真希たちは活舌の悪い車掌のアナウンスを聞き、真希は以前この車掌の活舌のせいでテルと共に上舞田駅と間違えて守万四田駅に降りてしまったことを思い出した。 しかしすでに物的証拠があるため田中はテルがここにいる可能性は低いと考えていた。そこに橘からの電話がかかってくる。橘も「そのことを思い出し調査をしたが成果は無かった」と言う。 状況は「ここにテルはいない」と告げるが、真希はそれでも捜査を続けると決め、田中も同行した。 守万四田駅で上舞田駅とは反対方向に川があることがわかる。そしてその河川敷で砂浜に掘られた即席プールと故障中の仮設トイレからここにテルがいることを確信する。 真相は合コンで飲み過ぎたテルを連れ帰った一式奈々がアナウンスを聞き間違え守万四田駅で彼女を降ろしてしまい。酔っぱらったテルは国道と勘違いして川岸を歩き、家と勘違いして川で入浴し、酔いが醒めてパニックになりトイレに隠れていたというものであった。 しかし事件はこれで終わらない。テルの靴や鞄を上舞田駅に運んだ者がいるのだ。それが橘である。 橘は守万四田駅近くの黒田川で交際相手を殺害してしまい、その証拠隠滅の時間稼ぎのためにテルの行方不明事件を利用していたのだった。 テルの『失踪』という特技と真希の推理によって橘の犯行は隠され、そして暴かれた。

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カクヨム
カクヨム2026/07/30
  • 現在の作品四里戸真希はいつも彼女の参考人