あらすじ
私立黒蓮学園。そこは成績・財力・人間関係のすべてが「スコア」として数値化され、アプリで管理される狂気の学園。
教室の最背後で死んだように机に突っ伏す陰キャ――烏丸零(からすま れい)。
クラスの「一軍」男子にいいように使われる彼は、学園の底辺に位置する存在として生きていた。
……しかし、それはすべて演じられた仮面。
裏で合法的にスコアを賭けて争う『ステータス・ギャンブル』の世界において、彼は正体不明の常勝プレイヤー『プラセボ(偽薬)』として君臨していたのだ。相手に「勝てる」と錯覚させ、油断したところを奈落の底へ突き落とす――それが彼の真の姿だった。
だが放課後、誰もいない教室に学園の絶対女王にして生徒会長、神代雹華(かみしろ ひょうか)が現れる。
彼女は冷徹な瞳で零の正体を見破り、あまりにも歪んだプロポーズを突きつける。
「私と『恋人』になって。そして、私の犬として、生徒会を狙う裏の勢力をすべて叩き潰して頂戴」
生徒会の権力を狙う裏の勢力『三賢人』に対抗するため、最強の「餌」兼「暗殺者」として指名された零。
零は彼女の申し出に応じ、ニヤリと笑う。