あらすじ
八歳の第二王子エルネスは、聖女リゼットに一目ぼれした。
いつか大人になったら、彼女と結婚したい。
そう思っていたエルネスは十歳のある日、王族だけが知る秘密を聞かされる。
――聖女は十八歳になると、国の安寧のために命を捧げる。
百年以上続く儀式を、まだ幼い第二王子に止める力はない。
それでも、リゼットが死ぬ未来だけは受け入れられなかった。
「十八歳になる日、必ず迎えに行く」
一目ぼれした聖女に、十八歳のその先を生きてもらうために。
第二王子エルネスは、誰にも知られぬまま八年間の準備を始める。