あらすじ

祖父の仏前に、一通の手紙を置いた「僕」。  認知症が進み、同じことを何度も尋ねるようになった祖母。  仕事に追われる母。  家に帰っても祖母と向き合うことなく、自室に閉じこもる僕。  かつて祖母は、学校から帰ってくる僕を「おかえりィ」と迎え、唐揚げを揚げ、勉強を教え、母のことで不安になる僕の背中をさすってくれた。  けれど今、祖母は料理もできず、スマートフォンの使い方さえ何度も尋ねる。  僕はそんな祖母に苛立ち、ついに怒鳴ってしまう。 「昔は優しかったのに」  その言葉を聞いて、僕は思い返す。  自分はいつから、祖母のことを好きではなくなったのだろう。  そして祖母が繰り返す言葉。 ――「早う迎えに来て」  変わってしまった祖母と、変わってしまった自分自身を見つめる書簡体web小説。

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カクヨム
カクヨム2026/08/12
  • 現在の作品早う迎えに来てよ