あらすじ

「今日、一番売れ残りそうな花を」 城下町の小さな花屋《春告鳥》に通う、無口で少し変わった常連客・レオ。 花屋の娘リリアは、彼をただの役所勤めだと思っていた。 けれどある日、隣国から訪れた国賓の馬車が大通りで事故を起こす。 混乱の中、リリアが目にしたのは、冷静に騎士たちへ命令を下すレオの姿だった。 彼の正体は、国中から恐れられる「氷の宰相」レオニス・アルヴェール。 昨日まで「レオさん」と呼んでいた相手は、あまりにも遠い人だった。 それでも、売れ残る花を放っておけない彼の優しさだけは、何も変わらない。 やがて国賓を巡る事件は、リリアとレオニスを思いもよらない運命へ巻き込んでいく。 氷のように冷たい宰相と、彼をただの「レオ」と呼ぶ花屋の娘。 身分違いの二人を描く、恋と陰謀のファンタジー短編。

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小説を読もう2026/08/12
  • 現在の作品氷の宰相は、花屋の娘にだけ甘い