あらすじ

「聖女シエル、お前との婚約を破棄する。役目は終わった。もう用済みだ」 魔王を封じる大魔法を使い切った翌日、王太子アルフレッドに婚約破棄を告げられた聖女シエル。だが彼女は喚くことも泣くこともなく、ただ淡々と頭を下げた。 ――なぜなら、大魔法の代償として、彼女の“存在”そのものが今日、雪が溶けるように世界から消えることを、彼女だけが知っていたから。 前世はブラック企業で過労死した社畜。転生してからも搾取され、功績を横取りされ続けた日々。それでももう、恨み言は言わない。 消える前に、社畜が最後に残したのは――静かで、冷徹な“置き土産”。功績偽造、横領、偽の聖女。すべての証拠を、彼女が消えた瞬間に発動する「時限魔法」で仕込んでいく。 そして、消える場所に選んだ雪の終着駅で、彼女は膝を抱える巨大な影――竜人の騎士と出会う。 忘れられ、消えゆくはずだった聖女。けれど、たった一人だけが、彼女を覚えていてくれるとしたら――? 静かな断罪と、溺愛の物語。忘れられても、消えなかった一つの命の記録が、今、始まる。 「せめて――幸せに、なります」

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小説を読もう2026/08/12
  • 現在の作品最後の魔法~婚約破棄された転生聖女、消える前に竜人騎士に溺愛されて「幸せになります」(元社畜25歳)~