あらすじ

夏になると祖父と一緒に蛍を見に行くことが、少年にとって毎年の楽しみだった。 川辺で交わす何気ない会話。 一緒に笑った時間。 そして、祖父が最後に残した「来年も見に来よう」という約束。 しかし翌年の夏、祖父は帰らぬ人となる。 それ以来、少年は蛍を見ることを避けるようになった。 それから何年もの月日が流れ、大人になった主人公は、ふと祖父との約束を思い出す。 そして再び訪れた、あの川辺。 そこには、昔と変わらない小さな蛍の光があった。 失った人との思い出は、本当に消えてしまうのだろうか。 一匹の蛍が照らすのは、夜の川辺だけではない。 それは、いつまでも心の中で消えない「あの日」の思い出だった。

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カクヨム
カクヨム2026/08/12
  • 現在の作品あの日の蛍