あらすじ

「聖女を大階段から突き落とした罪により、国外追放を命ずる」 婚約者だった王太子にそう告げられ、侯爵令嬢セラフィナは国を追われた。 国境を出て三日。街道で行き倒れかけた彼女の前に、一台の荷馬車が停まる。 「お迎えに上がりました、セラフィナ様。……ああ、よかった。今回は、間に合いました」 連れて行かれた先は、丘の上の「ひばり館」。玄関には古い木札が掛かっていた。 『追放された悪役令嬢の皆さま、まずは温かい三食と寝床から』 規則は三つだけ。三度の食事をとること。夜は眠ること。人を傷つけないこと。そして家名は、名乗らなくていい。 帳面に名前を書くと、「第四十三号」と番号が振られた。……あの国、いくらなんでも断罪が多すぎないだろうか。 断罪された令嬢たちが暮らすその館で、セラフィナは館長マルタの「聞き取り」に呼ばれる。 罪状の記録なら、王国がとうに作っている。それなのにマルタが机へ置いたのは、まっさらな白い紙だった。

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小説を読もう2026/08/12
  • 現在の作品悪役令嬢、私で四十三人目だそうです 〜断罪の「その後」だけを引き受ける、国境の館へようこそ〜