あらすじ

人が「消耗品」として数えられる、第七鋳造所。 十一歳の少年ユウもまた、そこで働く奴隷の一人だった。 ある日、乾いた鈴の音とともに、仲間の一人が「出荷」の対象に選ばれる。 助かるためなら、誰かを囮にすればいい。 誰かを置いていけばいい。 それが、この場所では当たり前だった。 けれどユウは、それを選ばない。 彼には不思議な力があった。 一人では何の役にも立たない。 けれど仲間と呼吸を合わせたとき、その力は全員を一つの動きへと変える。 「今夜、ここを出ます」 ユウは三人の仲間とともに、誰一人切り捨てない脱出を始める。 やがてその小さな逃亡は、女神を失った国と、世界に隠された大きな謎へつながっていく。 誰かを犠牲にするくらいなら、みんなで戦えばいい。 これは、奴隷だった十一歳の少年が、仲間とともに自分の居場所を手に入れていく物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/08/12
  • 現在の作品空冠国 〜戦えない僕が、なぜか戦場の中心にいる〜